はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

本を読みました。2冊。


なかなか読む時間を作れないとおもいつつ あれから2冊読みました。

角田光代さんの「対岸の彼女」。
その前に読んだ「空中庭園」で 家族仲良く生活していても
実はそれぞれがいろんなことを考え 秘密を持ち あやうい状態であるという
ちょっと悲しくなる このままどうなっていくんだろうという終わりで
それとは別にこれは ハッピーエンドで終わると知って
同じ時期に購入していたものでした。
時代はわたしの世代と同じで懐かしかった。
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人間関係が希薄な中、
信頼できる 心が通じる相手をみつけた喜びや充実をみつけても
まわりとうまくやっていくための行動で 大事なものを見失ってしまい
自分自身も迷い悩む。
大事な相手だとおもうからこそ 距離をおく 親友どうし。
自分の心は求めているのに まわりと違うということへの不安。
信用して信頼して裏切られることへの不安。
読んでいて まるで若いころの自分のことのように苦しくなったり
いや、今でもそうなのかもと おもってみたり。
大人になるにつれて学ぶことで
信用したひとに裏切られた気持ちになることはある。
心底信用しないというのではなく 裏切られることもあるって準備はしなくちゃとか
保身のために 心苦しいながらも強い流れにまかれるひとはいる。
でもそれは責められない。
なんて 息子や娘にも人間関係のこととして 話したことがあったなぁ・・・みんな悩むことなんだなぁ。
どうせ裏切られたり悲しくなったりするなら自分の心で行動したほうがいいよって話した。

いい話しというか 重い内容2冊が続いてしまい 
逃げるように 小池真理子さんを読もう!っとなりました。
恋愛小説のつもりで・・・それはそうだったのですが・・・。
ミステリーでした(笑)
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タイトルは「間違われた女」。
はじめに出てくる親子の話しがすぐに終わったとおもったら
本筋のストーリーがはじまった。
最初の話しなんて どこか別で読んだかな?っとおもっていた最後にでてくるのだから、メインストーリーは長かったともいえるかも(笑)
間違った女性にストーカー行為をしてしまう 純粋というか変わった絵描きの男。
間違われているとわからず 不安なおもいをする女性。
本当にストーカーが恋している女性とその夫。
ストーカーの男性とふとした出会いから 心を寄せ合うも純粋すぎて気持ちのすれ違いに苦しむ女性。
結末も なんだか むなしくて。
いま、読みたい本の内容ではなかった(笑)
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