はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

「毛皮のエロス」ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト

 
家のことや子どものことでバタバタしていますが・・・夜中に観てしまいました(*^_^*)
 
ニコール・キッドマンが実在の写真家 ダイアン・アーバス演じています。
自伝ではない・・・とのことですが。イメージ 1
 
1958年、ニューヨーク。36歳のダイアン・アーバスユダヤ人の保守的な家庭の貞淑な妻。
ファッション・フォトグラファーの夫アラン(タイ・バーレル)のアシスタントとして何不自由ない生活を送ってはいたものの、言い様のない居心地の悪さと不安を抱えていた。
 
ある日、ダイアンのアパートの2階に謎めいた姿の男が引っ越ししてきた。
夏だというのにコートを羽織り、目の部分だけあいたマスクを被って、マフラーを巻いている。
その男は、ライオネル(ロバート・ダウニー Jr.)だった。それから2週間、ライオネルの異形の姿に激しく心を奪われたダイアンは、彼の日常生活の物音からますます興味を募らせていく。
そして、水道管を手掛かりにライオネルと交信することのできたダイアンは、ある夜、アランから貰った手付かずの二眼レフカメラ
ローライフレックスを手に、ライオネルの部屋を訪ねようとする。
勇気をだし、そのドアの前にたったときから ダイアンは自分の
こころの奥にひそむ欲望のとりこになっていったといえる。
 
欲望といっても 単純エッチなものではないのです(~_~;)
初め、ダイアンの両親が毛皮の販売をしていたのでその「毛皮」かとおもいきや・・・。
 
ダイアンやライオネルの住むアパートの作りがおもしろい。イメージ 2
ホールがあって2階に続く階段、そしてらせん階段が続く。 
1階のダイアンの家の天井を通じて2階から家の中に
非常階段のようなものが通じている。
なぜか 地下もあって、そこにはライアンの友人が。
1階のダイアンの家は普通に家なのに、ライオネルの家は
謎めいていて デザインも色合いもおしゃれに奇抜。
そこに引き寄せられるダイアンはまるで不思議の国のアリスのよう。
 
ダイアン・アーバスはフリークス(奇形の人々)専門のカメラマンとして目覚めていく。
大男、同性愛者など大胆な被写体を求めることに幼い娘以外の家族は
受け入れがたい様子。
(実際にダイアン・アーバスといえばシャム双生児の写真を思い浮かべる女流カメラマンらしい)。
ライオネルは多毛症の男性だ。
見世物小屋での体験などがでてくるところはエレファントマンをおもいだしたけれど、そのうえ やっぱりエロスもある。
また、同性愛者もフリークスの中にふくまれるのか・・・と時代の違いも感じました。
 
 
イメージ 3主演はニコール・キッドマンだかれど、
なかなか マニアックな映画かも知れない。
でも魅かれてしましました♪
 
 
わたしは 今回の一眼レフ購入は見送ったけれど 自分が何を撮りたいか
考え、ネットで検索することだけでも楽しかった~☆