はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

栗田有起の「お縫い子テルミー」を再読♪

  
恋愛小説どっぷりから少し抜けたところ、本棚にあったこの本をまた読みたくなったのでした(笑)
この本は、数年前にヴィレッジヴァンガードでみつけて購入しました。
ヴィレッジヴァンガードで紹介されている本って結構気になる(~_~;)
 
最近ずっとフラメンコの衣装の仮縫いに忙しくて・・・。
何だか「お縫い子・・・」気分になってしまったのでした(笑)
 
イメージ 1
 
テルミーは産まれたときから 祖母と母と3人で家を持たず
居候生活をしてきた。
居候先の人々の服を作ったり、子守りをして生活していた。
 
祖母から教わったお裁縫で「仕立て屋」として生きることを決意して、16歳で 生まれ育った島をでる。
まずは東京の歌舞伎町に向かい、寮のある水商売の求人で仕事をみつけ、そこで 女装するホステス兼歌手の男「シナイ」と出逢う。
居候させて貰いながら、彼のステージ衣装をつくる。
そのドレス身につけた時の彼の感激や喜びの様子は、
逆に彼女を感激させこれが自分の仕事であり、
仕立て屋の神様に出逢った瞬間だった★
これをきっかけに流れの「仕立て屋」として身を立てていく。
テルミーが服を縫うことに夢中になるように、歌に片思い中のシナイに 心惹かれながらあきらめるべく 彼から離れる決意をするテルミー・・・。
「仕立て屋」の仕事でひとりで生きていくということに、希望とすがすがしいおもいがあぶれていた。
 
 
彼女が布生地に触れるときが素敵だ。(選んだ布地を女性のように例える)
 
シナイちゃんに最も似合うドレスを作るために何百もの生地を広げた。
それらの布地のそれぞれの糸の特性を考えながら見つめ、触り、ときには匂いを嗅いだ。
選んだ布地から伝わる感触はなめらかで心地いい、わくわくする。
とことん眺め触りつくしたら、一息にはさみをいれる。型紙はおこさない。
頭の中ですでにできあがっている、あとは集中するだけ。
一枚だった布が自分の手で分けられただけでぐっと近しくなる。
布と布をあわせ、まち針で留める。最初のひと針でうまくいくかどうかの予感を感じる。
すいすいと針は泳ぐように吸いこまれ、糸は素直に布目におさまる。
この布と道具たちに触れているのを、両手はたまらなく喜んでいた。
 
すべて手縫いで作るテルミーの様子はとても幸せそうに仕立てる。
 
 
 
わたしも最近は常にチクチク進めているが、イメージ 2
やっとスカート部分のフリルのデザインが決まってきた。
いっぱいフリフリしすぎて、少し重い(~_~;)
 
仮縫い用の布は買わずに、
今まで娘のワンピースやスカートを作った残り布や
自分の妊婦のときのワンピースに使ったものを
つぎあわせている。
使い道に困っていた布地たちが活躍した。
 
「あー!これ、懐かしい♪」と娘も声をあげる(笑)
 
次は袖にとりかかる予定。
激しく腕を動かすので、ピッチリしたデザインは無理よね~。
エストは後ろで絞るかな・・・。
 
 
昨日はとうとう本縫い用の布を注文した!
黒地に白のドットで、10M★
その他色違いのドットも・・・
 
 イメージ 3
 
足りるかな~、足りないかな~ 
本当に着れる衣装ができるといいな(*^_^*) 
 
 
 
 
もうしばらく「お縫い子」を楽しめそうです♪