はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

梨木香歩の「西の魔女が死んだ」を読みました♪

日曜日にアマゾンから3冊の本が届きました!待っていたのだぁ。
 
まずは こちら・・・。イメージ 1
以前本屋さんの店頭にたくさん並んでいたことを覚えています、多分映画の公開の頃だったでしょうか。
その時は「もっと大人の本を読むべし」と手に取ることはなかったのですが・・・
先日ホワイトルークさんの記事で紹介されていましたので、早速。(笑)
 
 はじめ主人公「まい」と母は「西の魔女」と呼んでいたおばあちゃんの死の連絡を受け、またあの土地に戻るところから。
 
そして、話しはさかのぼる。
中学校にあがったばかりの「まい」は、持病のぜんそくのため学校を休んでいたが、もうそのまま学校に行く気がないこと母親に告げた。
イギリス人と日本人のハーフの母親は、そこまでいうのだから何か原因はあるのだろうと推測しつつも深く追求せず、田舎に一人で済むイギリス人のおばあちゃんのところにまいを預けることにした。
 
イギリス人のおばあちゃんは不思議な雰囲気のあるひとで、実は魔女の血をひいている・・・という。
昔から人々は先祖から語り伝えられていた知恵や知識を頼りに生活していた。
その中でより知識が豊富なものや、知識があるがゆえに予想される困難をかわしたり耐え抜く力のあるものが、その知識や特殊な能力を親から子へ、子から孫へと自然に伝えてきたのだという。
 
おばあちゃんと一緒に住むことになった「まい」は、まず「感受性が強いということは魔女の血筋だから」と考えることができてホッとしたのではないかと思う。
それからは「魔女修行」という楽しい視点から、おばあちゃんとの生活中で自然との共存や恵みを感受することを学び、もうひとつ心のコントロールともいえる魔女としての心がまえを学んでいく。
 
自然の中で昔ながらのエコな暮らしというような生活の中でまず最初にでてくるのが、
野いちごをたくさん摘んでそれを洗いジャムを作り、瓶詰にする。
それをバターを塗ったパンにつけて食べる・・・なんて幸せ♪。
 
わたしも実家は裏がすぐ山だったこともあり野いちごを摘んでよく食べてたいことをおもいだす。
わたしの娘の小さい頃にも、母は早起きをして二人でかご持って「お散歩」がてら野いちご摘みにでかけていた。
まいとおばあちゃんの生活には洗濯機もないので、自分で洗いそれをラベンダーなどの上に干して
自然とリラックス効果の香りのついた洗濯物が乾くのだ。
ただこういった生活は体力がいるものだ。
また心の魔女修行としても、まずは生活リズムをしっかり整えることによって体力がつくということで
おもうがままのダラダラとした生活をしていたまいにきちんとした毎日を送らせる。
そして、おばあちゃんはまわりの感情に左右されず自分の意思で物事を考え行動することが大事なこととまいに教えていく。
近所のがさつなゲンジさんの行動に心乱される まいに、直感による疑惑や憎悪にとらわれないようにと注意するおばあちゃん。
葛藤もありながら、まいはおばあちゃんに
自分の感情の動きについて・・・なぜ学校に行かないと決めたのかを話せるようになり、
ひとは死んだらどうなるのか・・・肉体と魂があってこそ生きているというなら死んだら魂はどうなるのか など話していく。
「死んだら楽になるのではないか」と想像したまいに「おばあちゃんが死んだらおしえてあげます」とおばあちゃんは約束するのだった。
 
 
それからまいは魔女修行を心に、田舎にまたひとりにしてしまったおばあちゃんのことが心にひっかかりながらも単身赴任中だった父のもとで母と3人で暮らしていた。
 
 
そして、おばあちゃんの家に着いてからのこと・・・ 
 
 
 
 
ああ、私はどこまで話すつもりでしょう(笑)
思春期の心の葛藤、自分をどう持ち続けるかなどについておばあちゃんのアドバイスは素晴らしいし
それは年齢に関係なく納得できるものでした。
また、おばあちゃんとの生活は、まず「赤毛のアン」をおもいだしたし、ドラマの「大草原の小さな家」を
想像できるものでした♪