三島由紀夫の「潮騒」を読みました♪
三島由紀夫って学生時代におさえとくべきひとだとは知っていますが読んだことはありませんでした(~_~;)
ただイメージとして、軍の将校?自決したひと。男の美学などで、
恐そう・・・というのもありました。
お友達のブログでもよく紹介されていて、それもみな男性です。
このところテレビでも語られていましたので、読んでみようかとおもいたちました。
dareyanen23さんは「金閣寺」を紹介されていましたが、
初心者は「潮騒」をから読んでみたら?と
ホワイトルークさんに教えてもらい手にとりました。
有名な文学作品の感想を述べるのは恥ずかしいです。
読めなさ度バレバレなので(~_~;)
歌島という人口千四百。周囲一里に充たない小島が舞台。
そこですでに一里がピンとこない私。
ただ自分なりに読んでいく・・・
漁などで生計をたて小さな島ならではの生活をする貧しくも
真っすぐな十代の青年と、島に戻ってきたばかりの島の実力者の
美しい娘との不器用だけれど純粋といえる、
そんな恋愛小説でした。
島や若者たちの生活の描写は美しく、島にきらめく太陽がまぶしくて
つい目を細めながらみているという気持ちになりました。
島の自然や島育ちの真っすぐな気持ちのままに田舎の密な人間関係の中で行動する人々の姿を
美しく表現していました。
この作品は三島由紀夫にしては「血」がほとんど書かれていない、それが珍しい作品だそうで。
執筆前に行った、ギリシャの小説の影響を受けているらしい。
また、まったくのモデルとおもわれる神島というところに取材旅行のようなこともしているとのこと。
確かにこの作品に今までのわたしの三島由紀夫へのイメージは重ならなかった。
徐々にという感じでは、次は「金閣寺」や「愛の渇き」それから「憂いの国」という感じでしょうか・・・
古い言い回しなのか、わからない言葉も多かったけれど これからも読んでいってみよう♪