はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

逢坂剛の「カディスの赤い星」・上を読みました♪

今日は昼食の片づけが終わってから、読書に集中することにして・・・
リビングは子供達は「スペック」のDVDを観ていたし、イメージ 1寝室にてカーテン越しの自然光の中読みました♪
 
 
主人公・漆田はフリーのPRマン(まずこういう仕事があると知らなかった)。
 
得意先の日野楽器に、そのライバル会社太陽楽器はあらゆる方法で攻防をしかけてくる。
ある日、全日本消費者同盟(全消同)という団体から
「日野楽器のギターが演奏中に突然駒がはじけて飛んでしまった」というような訴えが消費者からよせられたと告げられた。
この全消同は、新左翼学生運動の支援派がいるとわれていて、その資金のカンパもしているというような
噂がある。その資金の集め方に他の団体からつきあげをくらうこともあるが、企業を告発する一方で協賛金や
研究費という名目で積極的に資金集めを進めているのが書記長の槙村真紀子だ。
早速、そのトラブルへの対応を始める漆田や部下達。
 
そのうえ、日野楽器がスペインからギター製作家ホセ・ラモスを急きょ招へいすることになった。
それにあたって大々的な記者ゼミナールを担当することになった。
そして、そのホセ・ラモスから「20年前スペインの工房を訪ねてきた日本人ギター奏者サントスを捜して欲しい」という依頼があがった。
名前と歳格好とギターが上手かったとういう情報しかない。
その時、ゆずれるギターがなく そのまま帰してしまったこがとても気がかりとなっていて、それが今回の来日の目的でもあるというだ。
無理とおもいつつも、ラモスの強い要請とそれをバックアップしたい日野楽器からの後押しで、探偵のようなことも始めるはめに。
 
サントスを捜す一方、ホセ・ラモスと一緒に来日した孫娘のフローラも気がかりな行動をみせる。
 
太陽楽器には萬広という会社所属の我が国ただ一人の美人のPRウーマンといわれている
28歳の那智理沙代がいる。
そのライバルである太陽楽器や萬広の那智理沙代まで巻き込んで、漆田はどんどん複雑なことに巻き込まれて行く・・・・。
 
1975年の話し。
私にとって、まだ小学生になった頃の話しで、過激派や学生運動などの話しはピンとこなかった。
だからこそ、ありえないことではないのかも・・・と、どんどん話しに引き込まれていった。
なんだか、酒とたばことほこりの匂いがしそうな雰囲気。
この時代でも東京は洒落たお店がいっぱいあったんだなぁ。
そして、フラメンコギター奏者も・・・
下巻では、とうとうスペインに行くことになった・・・楽しみだぁ♪
 
 
夕方16時半まで・・・と決めて読んでいたはずだけれど、もう少しもう少しと粘ってどんどん引き込まれながら
17時過ぎに読み終わった!
疲れた~、おもしろかった~というのが感想でした(笑)