はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

続・沢木耕太郎 の 深夜特急4 をよみました

 
作者はラマダン(断食月)にパキスタンに入国
朝の6時から夜お6時まで、イスラム教徒は食べ物どころか水まで飲まないとある
 
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アフガニスタンのジャララバード
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    カブール
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   カンダハル 
 
このような地名は、アメリカの同時多発テロから始まったタリバン攻撃やアフガニスタン侵攻の報道で頻繁に聞いていた。
中村 哲先生のペシャワール会などもそうだ。
 
 
カブールで宿泊したホテルでは、日本人旅行者を狙ったホテルの客引きもした。
そのホテルきマネージャよりいわれたのが、
 
「お前たちは馬鹿だ。みんな汚くて金がない。何のために旅行しているんだ。楽しむためだろう。
 それなのに楽しむための金さえも持ってない。馬鹿だ。俺はその馬鹿から金を巻き上げてやるんだ。」
 
小さな頃より働いているそのマネージャーからすれば、無為に旅を続け、無為に日々を送っているかのように見える作者のような存在が、たまらなく不快だったのだ。
 
ヨーロピアンなどの客引きを担当した若きマネージャーはこうもいった。
「日本人は英語がヘタだから、英語のヘタなお前が日本人の客引きでちょうどいい。
 おまえは何年英語を学んだのか?10年?それで、これぐらいか。」と笑う。
そのマネージャーは英語を読むこと、どれがアルファベットかさえわからなかったのだけど・・・。
 
確かに、使える英語のほうが生活するには重要だ。
若者は生活できるようにならなくては!
 
 
 
 
初冬の寒いカブールをでて、カンダハルを経由して 作者はイランに向かいます。