はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

沢木耕太郎 の 深夜特急4 を読んで

「4」はシルクロードです・・・とひとことでいうには、長~い歴史ある「道」ですね。
昔からの東西の交通路であり交易路です。イメージ 1
 
作者はインドからパキスタンに入ります。
長距離バスでの移動ですが、インドのドライバー以上に
パキスタンのドライバー達の運転は激しく そのスリルに
命の危機を感じたようです。
対向車が走ってきてもお互い道をゆずらずに 真正面からぶつかる寸前までスピードもゆるめず突っ込むチキン・レース。
そして、目の前の車は追い越さずには許さないという感じなので、追い抜かせまいと頑張る同じような長距離バスと猛スピードで走っているところに対向車線からも道は譲らないと突っ込んてくるという無謀な車3台による壮絶なチキン・レース!
絶対死ぬことはないとでも思っているのでしょうか(笑)
 
それにしても、東欧からの旅人、作者のルートと反対の旅を
進めて行く若者 あらゆる人種が交差している地域でした。
どこの国にも同じように旅をして何かを発見したいという欲求にかられる若者が多いのでしょうか。
「自分捜しの旅」に出て、自分を失って帰ってこれない若者もいます。
旅すれて、なぜ旅をしていてどこにいくのか何にも興味がないような・・・そういった旅人の姿を知ると「息子よ旅にでなさい」とはいえないな・・・。
 
チャイの飲みかたも国によって違うと紹介されています。
インドではチャイといえば、ミルクティー。紅茶とミルクと砂糖を一度に煮込む。
パキスタンでは、ほとんどミルクを使わない。
アフガニスタンではポット一杯がひとり分で、砂糖を一度に3分の1ほどにいれたコップに
その紅茶をそそいで飲む。砂糖の粒子がかなり粗いので一度には溶けないのでそう甘ったるくない。
二杯目もそのうえから紅茶をそそぐと、また少し砂糖が溶ける。
そうしているうちに、最後の一杯でさっぱりした紅茶がいただけるというもの。
イランでは紅茶には直接砂糖をいれずに、平べったい角砂糖のようなものを浸しそれをかじりながら
飲むらしい。
う~ん、アフガニスタンの紅茶、飲んでみたいなぁ~♪
 
 
 
 
旅の続きは・・・
アフガン戦争のニュースで聞いたような地名がたくさんでてきます。