はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

有川浩の「 レインツリーの国」を読みました。

ネット上で知り合った 男女の話しです。
 
知りあうきっかけというのが 高校生の頃に読んだライトノベルのラストがずっと心にひっかかっていたこと。
そのノベルのショックな結末について、
高校生だった頃と 大人になってからの受け止め方の違いを語り合い 
ノベルの主人公である男女ふたりの最後にとった行動について
男女の目線からみた感じ方の違いを語りあえたこと・・・
 
自分と同じ感覚のひとと知り合えたことをよろこび、自分とは違う考えであることに魅力を感じ
どんどん 引きこまれていくのを ネットでのやりとりで あらわしています。
 
ネットで知り合ったひとへの 最初のアプローチの心理 は本当に共感しました。
 
すぐに返信したら ひかれるのでは?と 作成した返信メールを1日寝かせるとか(笑)
自分の意見をこんなに好き勝手に話してしまっていいのか考えこんだり
自分らしさ をいかにあらわすか・・・男のひとは、関西弁の語り口調で・・・相手の受け止め方を気にしつつ(笑)
ネットだからこそ 言えるような自分の気持ち(テンションの高い ちょっと普通なら話さないようないいかたで?)
送信してからの 不安・・・もうダメかも とか。
返信がきてメールを開くまでのワクワクな感じ・・・読んでしまって つい 声をあげちゃうとか!
 
話しが盛り上がり気持ちが高まって 会いたくなってしまってからのふたりがまたハラハラします。
 
ドキドキの待ち合わせ・・・
絶対どういう感じの女の子でも受け止められると確信していたはずなのに メールの印象と何か違う。
今までのメールでの知的でいい感じの話し方からは 違和感しかない女の子の行動・・・
それを 認められずイライラする自分。
別れぎわになって 彼女の耳に補聴器の存在をみつけたときのショック。
彼女の泣きながらの事情の告白のあと、フォローしようにも すでに彼女の姿はみえなくなっていて。
 
フィーリングが合うと決めつけ、会う前から理想化し、
事情があって積極的になれなかった女性を口説き落としてデートに漕ぎつけたものの
彼女の事情に思い至りもせず マイペース過ぎると決めつけ苛立って
それを斟酌なく彼女にぶつけてしまった・・・
 
思いつめたものの、メールでのやりとりで一度つながったわかりあえる彼女と
本当に向き合いたい、わかりあいたいと メールで感情をぶつけあう・・・
自分が感じた彼女への確信のようなものを信じたからこそ 頑張って頑張って
そして ともに歩いてみようと進みだすことになるふたり。
 
 
感想としては、
ひとって外見から惹かれてしまうことが多いし 外見の好みって重要なきっかけだけど 
最終的には 心だから・・・
まず心から 相手への気持ちを確信するという ネットでの出会いもいいんだなって思いました。
 
もちろん、自分を偽りなくさらけだしての結果だとおもうけど。
何か こういうところが好きだな こういう感覚合うなって いっぱいみつけていたら
それ以外のことは 大目にみれたりするのかも・・・な~んて。
 
実際は 夢だけみて 会ったらドーンと気持ちが冷めるのがほとんどだったり?
どうなんだろう、ふふふ。
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