はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

映画を観てきました②


「パリ3区の遺産相続人」(原題:My Old Lady)を観てきました。
仕事も家族もない(バツ3) 57歳のアメリカ人男性。
亡くなった父親が遺してくれたパリのアパルトマン。
なけなしの貯蓄を使って何もかも捨て鞄ひとつでパリに来た。
古いけどとてもいい感じのアパルトマンでしたが、そこには90歳過ぎの老婆が住んでいました。
フランス特有の不動産契約「ヴィアジェ」という方法で父親は購入していたらしいと判明。
それは売主は生きている間は物件に住む権利をもち、所有権を売却する。
買主はその売主が死ぬまでは分割で支払いをし続ける(頭金も少なくてよい)・・・というもの。
ひとの命の長さに賭けるかのような不動産購入方法。
購入して1週間後に売主がなくなったら それだけの支払いでよいが、
この映画の場合は売主が40代の頃に父親に権利の売却をしてこの女性は92歳のいままで
元気に住んでいる。
年金のように死ぬまでずっと収入が約束されている状態。
買い手のほうが先に死んでしまったのですね。
まだまだ元気そうな老婆、その状態で権利の相続ということは実は負債の相続なのではないか?
ってことに驚き,あらがうわけです (^-^;

老婦人はハリー・ポッターに出た マグゴナガル先生でした。
その娘役は わたしの好きな映画「海辺の家」の元奥さん役だったり ミッションインポッシブルにもでていたひと。
そして主演俳優は「海辺の家」でも主演でした・・・こっちはすぐには気づかなかった(笑)

不動産相続問題より複雑な人間関係の話しがでてきて
人生をかけて続けた恋 まわりには隠し通してきたつもりの不倫の代償という・・・
今のわたしにはこれまたヘビーな(^-^;

最後はハッピーエンドとはわたしはいえないとおもうのだけど、たぶんハッピーエンド終わりです(笑)
この映画は最後の最後に流れ、立ち上がっていたひとが突然また座るというハプニングがありました(^-^;