はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

1泊2日、ひとり旅♪④


いざ 直島上陸!
とおもってフェリーの出口に向かおうとすると 右側から降りるか左側から降りるかという声がした。
その人たちが決めた左側から降りると、フェリーから降りる車が通り過ぎるまで動けないという
間違った選択だったことがわかった。
バス停も赤かぼちゃも右側にあるのに・・・結局、町営バスにギリギリ乗れたからよかったけど。

ベネッセハウス宿泊者専用バスより27分早く・・・本村エリアにいける。
それはとっても貴重な時間とおもわれた。
一緒には数組のカップルと赤ちゃん連れのコリアンファミリーだった。

港からバスで5分の本村エリアには家プロジェクトという
アートプロジェクトがいくつか展開されている。
まずは農協前でバスを降りて その建物の裏にある
本村ラウンジ・アーカイブという受付にいって
6サイトをみれる鑑賞チケットを購入しなければならない。イメージ 1
荷物も預かってくれるし、アートなお土産も購入できるところ。
バス待ちだったり、アートに関する本なども置いてあるラウンジなので
何人かの外国人がくつろいでいた。
ここのソファー前にも アートのようなものが。
何かは確認しなかった。

イメージ 2
鑑賞チケットの代金は1サイトだけで410円で
6サイトで1030円・・・それならやっぱり6サイト共通券ね♪
予約が必要な「ぎんざ」というサイトは別料金。
この日はシーズンオフということでやっていなかった。
残念なようなあきらめがついていいような(笑)
そして ANDO MUSEUM というところも別料金なので
今回はパス。
時間がなくて 6サイト全部まわれるかも 怪しかったから。

まずわたしが向かったのが 「南寺」というサイト。
ジェームズ・タレルイメージ 3
「Backside of the Moon」 1999年 の作品で
それに合わせて安藤忠雄が 建物を設計した。
直島の民家のように黒い杉板を使った和風の造り。
この中は体験するアートということで、絶対行ってみたかった♪
入場制限があるけれど ちょうどあと5分で次の枠といわれ
わたしはボカボカの公園で時間をつぶしたあと 一番に並んだ。
一緒に体験したのは フェリーやバスで一緒になった
コリアンファミリーで、小さなこどもは参加できないので
残りの大人4人と一緒になった。

まず薄暗い受付場所で説明を受け、入口が少し迷路状になって光を遮る造りの
真っ暗な中にはいっていく。
左手は壁沿いにつけたまま 歩いていくようにいわれる。
何もみえなくて、ちょっと怖い。足元は土のような砂のような。
そして3回ほど壁伝いに曲がると ベンチになっているのでそこで静に座って待つようにいわれる。
じっと真っ暗な前をみていたら だんだんと 光が見えてくるはずなので
見えても合図をするまで待っていてください・・・と。
ひとによって 見えてくる時間差があるらしい。
話をせずといわれたけど コリアンは ぽそぽそと話し出す(ーー;)
視力に自信がなくなってきているわたしは合図がある前に光がみえるかと心配しながら
必死で前をみつづけた。
やがて オレンジっぽい灯りが思ったより上のほうにいつの間にかみえた。
そして まばたきしたある時に面の前に バーンと白い大きなスクリーンが見えた。
え!これはさっきからずっと目の前にあったっということ?
スクリーンが見えても おじさんは何も合図してくれない。
もうわたし、見えてまーす。おじさーん。 って 心で黙って訴えていた。
かなり待ったような気がする・・・。
「では 前が見えるようになってるでしょう?ゆっくり そこまで 近づいていってください。」っとやっと声が。
ずっと 前にいっても スクリーンに何も映ってる感じではない。
もっと前に?どんどん行く。 もっと?とうとう スクリーンの目の前に。
もう触るしかないぐらい。そして 手を伸ばすと・・・それは 白い煙でできたスクリーンで
手はずっとその中に入れられるのだった。
ジェームス・タレル ってこういう作品なのかぁ。
不思議な気分だった。
「では、これで終了です。出口まで案内するので 気を付けてついてきてください。」
どこに向かえばいいか、わたしは見えますよん♪
そんな気分で よく見えていないのか コリアンのひとにぶつかられながら 退出した。


この作品は真っ暗ななかから光を発見するということを体験させたいという感じだったよう。
日本人は我慢強いから できるんじゃないかって。
いや、今は日本人の若い子も ポソポソ話したりするんじゃないかなぁ(^_^;)

中に入ってからは10分ぐらいだったみたい。
でも 自分ととしては  ずいぶん長い時間に感じたけど・・・。
外に出ると、次のグループはもう並んで待っていた。
よかった 少ないグループのときで。

それから、次 わたしは 神社に向かったのでした。

つづく・・・小刻みになってしまいます(#^_^#)