はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

映画「カイロ・タイム」を観てきました☆

 
朝起きて 娘に声かけてわかりました「・・・はよぉ」。声が出ない~(>_<)
ギリギリまで出社の準備をしていたのだけど、子ども達との会話も大変で。
結局、やっぱり無理だろうともって職場に連絡しました。
最初の挨拶から すごくかすれた 声というか音しかでなくて。
「すごいことになってますね。」(~_~;)
===こんな状態なので休みます。===はすぐに伝わったけれど
===今日は昼までのシフトでした。明日も出勤シフトです===がなかなか伝わらなかった(笑)
 
8時半まで大人しくしていましたが、10時からの1日1回の上映に間に合うとおもってしまったら
どうしても我慢できなくなってしまった。
映画をみるのに誰とも話すわけじゃないし、のど以外は全然異常ないし、マスクして飴を舐めておこう!
ということで9時まえには家を出ていた
 
 
「カイロ・タイム」(異邦人)
前回「大統領の料理人」を観たときに次はこれ!と決めていた。
 
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雑誌の編集者のジュリエットは、今はガザで働く国連職員の夫とカイロで落ちあうことになっていた。
空港に降り立つと以前の夫の警護をしていて今はカイロで老舗のコーヒー店をしているエジプト人
タレクが迎えにきて、ホテルまで送ってくれた。
そこからひとり、夫からもなかなか連絡は入らない。
街に出ても すれ違う男性達からあからさまな好奇の視線をうけ、つきまとわれたり・・・。
言葉はわからないし そういったことを避けながらひとり食事をしたりは辛かった。
「なにかあれば・・・」といってくれたタレクのコーヒー店を訪れ 
夫がくるまでの間 案内をしてもらうことに。
「なぜ、こんなにみんなわたしを見るの?もう何年もこんなことなかったわ。」
「美しいからですよ。」なーんて いうんだけど、欧米では普通のシャツとスカートでも
イスラム圏ではとても刺激的すぎるのだ。
異国情緒を楽しむ映画・・・そして 既婚者である女性と独身の夫の元部下。
だんだんと心が惹かれていくのがわかるけれど、ただそれだけ。
夫からはまだ時間がかかるという電話がたまに入るだけ。
夫を知る人からは彼(夫)は忙しいから・・・といわれるばかり。
あてにならない夫へのあきらめとタレクへの微妙に親密な信頼、
そしてエキゾチックな街がジュリエットの心をひとときの恋に踏みこませるか・・・。
 
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ジュリエットは街の男性の異様な視線に嫌気がさしていた。
そのわりには結構シャツの胸を開けて歩くな~とおもっていたし、
他に着るワンピースも胸も背中も開いているデザインで。
「郷にいれば郷に従え」って気にしないんだなぁ~と驚いた。
コーヒー店は男性専用のお店だと聞いても、また訪れ「お邪魔?」なんていうし。
 
タレクのエスコートでカイロを楽しむジュリエットは「水たばこ」を吸ってみたいといった。
「リンゴの香り♪」というと、次にタレクも そのままそれを口にする。それをまたジュリエットが吸う。
まだまだいい感じになる前のふたりだったのに、水タバコはそういうものなのか。
普通は無理だとおもうけど(~_~;)
 
友人の娘の結婚式に参加してそのときお互い惹かれあっていると認めた。
それからホテルに戻ってきたとき はじめてジュリエットは「部屋で紅茶でも?」と誘った。
部屋に入って 向かいあったものの 近寄ったり ちょっと下がったり みつめあったまま。
キスしそうでしない時間、そして ジュリエットがいった。「行きましょう。」
寝室?とおもったら そのままピラミッドのようなところにふたりで登って座るシーン。
そこからいい感じで腕を組みながら戻ってきたホテルのロビーで 腕をぐいっとつかまれた。
夫だ!抱き締めあいながら「いつ着いたの?」「一時間前だよ。」
・・・うわぁ~、部屋のベッドにいなくてよかったぁ(~_~;) 
夫に逢えてうれしいし、夫の前でタレクに心を許したような態度はできない。
もしかしたらロビーに入ってきたときの様子をみて夫は気にしているのかも知れない。
タレクも 夫の代理でエスコートしていただけの元部下として、
妙な感情をださないようにふたりをながめる。
お互いの視線が 微妙なタイミングで微妙な表情で 絡まりあって。
ピラミッドだけは夫と一緒に行く、と約束していた場所だった。
ふたりで 車に乗って向かっている時 タレクをおもって涙がにじんでくる。
「どうした?」と不審におもう夫に「逢いたかったのよ。」という・・・。
夫がほっとくからだよぉ~!ばかばかばかぁ。
タレクのようにちやほやしてくれるエキゾチックな男性とずっと過ごしてきたのだもの。
中年のジュリエットをひとりの女性として丁重に扱ってくれた。
夫は 逢ったら逢ったで 夫のペースなのだ。
心だけの恋愛だった。
大人なのに大人だからこういうことになったふたり。
メールや手紙が嫌いなタレクと電話が苦手なジュリエット。
だから今後はないとお互いわかっていた。
そして こんなかたちでの別れとなって・・・(T_T)
あぁ~、これこそ 大人のアバンチュール? 
ベリーダンスもちょっぴり出てきます☆