はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

「クロワッサンで朝食を」をみてきました♪

 
今日は水曜日♪
仕事の日でしたが、最後のチャンスということで 夕方17時からの上映を観てきました☆
 
 
 
エストニアに住むアンヌは、老人介護施設の仕事を辞め
年老いた母の介護をしている・・・からはじまった。
(こどもたちはそれぞれ独立、夫とは10年以上前に離婚)
その母が亡くなって間もなく、フランス語が話せるアンヌに
パリである仕事をしないか?という電話がかかってきた。
 
おもいきってパリにやってきたアンヌ。
仕事というのはエストニア出身の気難しい老婦人フリーダ
の住み込みの世話係ということだった。
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暗く静かにはじまる映画でした。
いつもより年配の女性が多く、65以上とおもわれるご夫婦
もいらして 映画が静かなので 音がとても気になって。
すぐ右隣に飛び込んできた女性が、ぐびぐびお茶を飲むのに
加え 途中 こっそりバーガーのようなものを食べていて
ヌグヌグ、ごくり がまた気になった(>_<)
食後のせいかお腹もよくグルグルいうかたで ・・・ お腹の音はそこらでも聞こえていてたけれど(笑)
 
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先週みた映画「タイピスト」のパリとは違って全体的に暗く感じたけれど
パリにまだなじめない移民からみたイメージはこういうものかとおもった。
それでもやっぱり、エッフェル搭ってなにか支え象徴のようなどっしりとした姿が美しかった。
 
ジャンヌ・モロー演じるフリーダは奔放に生きてきたのか友人もおらず家族とも疎遠、
昔の年下の恋人でカフェをもたせてあげるまでした男性ステファンがたまに通ってくるだけ。
(その男性の手配でアンヌは雇われた)
フリーダは年老いてステファンのカフェに通うことさえしなくなっていた。
ステファンには もっと通って欲しいと嫌みをいったりする、いつまでも「女」なところが可愛くもあった。
 
フリーダはいつもおしゃれをかかさない女性。
パールのアクセサリーが多くて、それも 素敵でした。
ネックレス、イヤリング、指輪、それにコサージュもつけていて、マニキュアもアンヌに塗ってもらう♪
 
エストニアからきたばかりのアンヌは垢抜けなかったけれど、
おしゃれをしてカフェにいってみようと誘われふたりででかけるとき 
その防寒着のようなジャケットではダメといわれフリーダからバーバりーのトレンチコートを譲られる。
確かにそれはとってもよく似合っていて、だんだんアンヌもおしゃれなパリの女性になっていくようだった。
まず靴や服の色が変わって 細いまっすぐな足をだすようになって綺麗になった。
 
パリのひとのカフェの使いかたがよくわかるシーンもよかった☆
久しぶりにカフェにきたフリーダが
「男性の客は変わらないのに、女性の客は変わるのはどうして?」というと、
「女性は自由奔放で男性は忠実だから」とステファンがこたえる。
 
いろんなところで気になるセリフがあったのに、おもいだせなくって残念。
 
 
年老いても女性としての自分でいることの大切さや、寂しく孤独な余生のつらさが伝わり
最後まで静かで 自分の今後を考えさせられる映画でした。 
 
たくさんの女性がみにくる理由がわかった気がします (*^_^*)