はのはのブログ 懐かしき日々

Yahoo!ブログでの2006年6月から2019年6月までの記憶

三浦しをん「きみはポラリス」を読みました♪

 
dareyanenさんに薦められて、三浦しをんさんの作品を読んでみました。
たまたま本屋さんの -新潮文庫の100冊- にあったので 
その前に書棚から選んでいたものをやめてこの「きみはポラリス」にしてみました。
普通の厚さの文庫本に11編のラブストーリー。
長編をじっくり読む時間がなさそうだったので次々に新たな気持ちで読めてよかった。
 
イメージ 1
 
「永遠に完成しない二通の手紙」
「裏切らないこと」
「私たちがしたこと」
「夜にあふれるもの」
「骨片」
「森を歩く」
「優雅な生活」
「春太の毎日」
「冬の一等星」
「永遠につづく手紙の最初の一文」
 
 
2002年~2007年の作品だそう。
どろどろしないBLから始って・・・確かに疲れない感じの作風かな?っておもいました。
でも 確かにいろんなタイプの作品が集められていて・・・
 
わたしが気に入った作品は「森を歩く」と「春太の毎日」です。
 
「春太の毎日」は つい引き込まれてしまった。
おだやかな愛の表現というか・・・これは何も説明しないほうがいい作品だとおもいます(*^_^*)
 
「裏切らないこと」の中のエピソードに昔の記憶がおもいだされて、
他にもそういうひとがいるんだと驚きました。
それは妻が自分の息子のペニスをしゃぶるという行為(もちろん赤ちゃんの・・・です)(~_~;)
わたしの友人にも そういうことをするって いわれたことがあって、絶句したことがあったので。
友人はいたずらっぽくというか 普通に話してくれたのだけど、わたしは笑えなかった。
もちろん娘に夫が だって 想像すらできない。
でも 小説にでてくるぐらいなので、他にもいるんだなぁ~と (~_~;)
 
「冬の一等星」は車の子どもの頃 後部座席にひとりいたところ
車と一緒に誘拐されてしまった女性のはなし。
これも女性の複雑ピュアな心情はよくわかって、ドラマ化されそうだなぁ~っておもうぐらい。
実はこういうのも好き。
 
 
さわやかな感じの作風とそうじゃない作品とがあるようです。
直木賞を受賞したさわやかな感の代表作品もあるのに、そっちを選ばず読むわたし(笑)
ひねくれてまーす (~_~;)